代表挨拶|島根県仁多郡奥出雲町の薬局『小林薬局グループ』

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代表挨拶

挨拶文

昭和6年に創業して以来、私どもは地域に密着した“お薬のプロ”として「かかりつけ薬局」を目指しております。
小林薬局グループは現在、奥出雲町を中心に7店舗を展開しております。地域住民が抱えるお悩みを、その地域内で完結できますように、より一層充実したサービスの提供を心掛けております。
今後、薬局そして薬剤師に求められる役割として、薬を作って渡すだけではなく、薬が患者様に渡った後もしっかりと面倒をみてあげることが重要になってきていると考えております。
小林薬局グループでは、患者様の生活に寄り添い役に立ち続けることで、地域医療へ貢献して参りたいと考えております。

小林薬局グループ
代表 小林正治

代表インタビュー

島根県の奥出雲町は人口2万人に満たない、高齢化も進んでいる小さな町だが、この町で薬局を7店舗経営されているのが小林薬局グループ(有限会社小林薬局・有限会社フジ)だ。大都市とは違い、地域とのつながりこそが生命線であるが、薬局を取り巻く環境の変化やこれからの薬局のあり方など、地域との関わりの中で一体どのようなビジョンをもって多店舗経営されているのだろうか。
グループ内「みなり薬局」に向かい、代表の小林正治氏に早速お話を伺ってみた。

― 生まれ育った奥出雲で家業であった「薬店」を継承することに

大学を卒業後、製薬メーカーに7年ほど勤務しましたが、当時は高度成長期で粉骨砕身、働く企業戦士でした。大きな企業の中では「営利のための歯車」なわけで、薬の学校を出たのに、薬の評価は企業内論理で、客観的評価に欠けるのではと勝手に考えるようになりました。“これで良いのだろうか”、“個人の社会的実感が無い”、“何か違う”、“このままで終わりたくない”などと、思い始めました。
私の実家は昭和の初期から薬店をしていましたが、丁度その頃、両親も年老いて、帰って来て欲しい気持ちが強くあり、ひとまず地元の近くに帰ることにしました。まずOTCを経験するために、米子(鳥取県)と松江で一般用医薬品の販売を約1年半経験しました。しかしながら、ディスカント販売に嫌気がさし、最も薬を扱える仕事として病院に勤務することにしました。
地元の田舎の病院でしたが、家から通勤でき、両親の面倒もみれる事で納得する事にしました。それ以来奥出雲病院(旧仁多病院)に22年勤務し、医薬分業の進展に伴い病院の前に薬局を開局することになりました。
一方家業の方は、薬局として家内に引き継がせ、何とか父親の気持ちに答えた感じです。

― 「地域密着」「地域完結」「地域貢献」という3つの考え方が経営の根幹にある

生まれ育ったこの地で「地域密着型」で経営していくというのがもちろん基本です。
「地域完結」ですが、奥出雲のような中山間地域という立地は隣町まで30分〜1時間くらいかかるので物流に課題があります。欲しいものは大きな町まで行かないと揃っていません。患者様の要求に応えるためにも商品を揃えておきたいというのがありました。少なくとも薬局に関してはこの地域内で完結できるようにしたいと考えています。言わば「万屋(よろずや)」的な考え方ですね。
田舎は購買力もないのでデパートなどもありません。1.5万人程度の町ですから調剤から一般医薬品販売、健康食品や漢方なども一通りそろえています。薬局に求められている社会のニーズは薬剤の販売だけではなく、サービスの内容も充実していかなければなりません。
中心静脈栄養法(IVH)、や抗がん剤のミキシングも出来る設備も必要と考え、部屋だけは確保しています。これらは全て在宅医療のニーズに答えるためです。

― 「かかりつけ薬剤師」がトレンド。「面倒みてなんぼ」の時代に

2年に一度の診療報酬改定の時期にあたり、「かかりつけ薬剤師」という制度ができました。厚生省が「かかりつけ」を推進する主な目的は、住民が医薬分業のメリットを充分に享受できることだと思います。一方、医療費の効率も考えているかもしれません。
かつては薬局で薬を作ることが重要な仕事でした。次の段階は、副作用、飲み合わせを考え、服薬指導などの情報提供などが大きな仕事になってきました。今求められているのは、今迄の仕事は勿論ですが「患者様に渡った薬がきちんと服用されているのか」「その後の状態はどうか」など、在宅に行ったり、訪問看護、ケアマネ、ヘルパーなどと情報交換し、日常生活まで見てあげる事が必要になってきているのではないかと思っています。
「作ってなんぼ」「渡してなんぼ」の時代から、「面倒みてなんぼ」という変化を私は感じています。こういった社会のニーズの変化に対応していくことがそのまま企業の理念になっていますね。

― 地方都市、少子高齢化時代に小林薬局グループとしての対応と取り組みとは

少子高齢化は簡単に止められることのできないひとつの社会現象です。薬局という観点でいえばひとつは服薬です。「服薬指導の充実」を大切にしています。
例えば若いお母さんに対しては子供の栄養、様々なアレルギー、離乳といったことについて対応しています。お年寄りについてはいうまでもありませんが、長生きすれば病気にかかってしまうものです。疾病や合併症が多くなり、結果、薬が多くなります。薬が多くなれば服薬している本人も何がなんだかわからなってくることも出てきます。在宅医療や残薬の整理など「薬を管理する仕事」がとても必要になってくると実感しています。
家族やヘルパーや看護師も薬が多く複雑になってくると、管理が難しくなります。そこに役割が出てくるのではと思っています。

― 7店舗経営、成長の要因は「広げよう」ではなく「完結型」という考え方

どうして7店舗も広げることができたのか、とはよく聞かれることですが、そもそも「広げよう」と考えていたわけではなく、結果的に広がったと言った方が正しいと思います。
処方箋はどこから来るかわからないので在庫対応が大変です。先程言いましたが、地理的なことを考えると、問屋さんからの配送には時間がかかります。近くに数店舗あった方が早く対応出来ます。また、人事面でもある程度の人数がいれば、対応も楽になります。患者様の情報共有にも有利に働きます。門前薬局毎のお薬手帳が問題になっています。私どもの薬局も実は門前です。しかしながら、地域医療機関内の他科受診の場合など、同一グループ薬局ですと、患者様も比較的抵抗なく情報共有が出来ます。つまり、お薬情報の一元管理が比較的スムースに出来ると思っています。患者様のお薬情報の緊急情報を知りたい時なども、薬局間どうしでスムースに対応出来ます。
今、国は地域包括ケアシステムの構築を推し進めようとしていますが、我々の薬局グループは医療機関、行政(健康センター、包括支援センター)、訪問看護、ケアマネ、ヘルパー、福祉などとの連携を深め地域貢献が出来ればと考えています。つまり、薬局として地域に責任を持つ事がグループ化した目的だと思っています。

― ローカルスーパーブランド構築のための『健康まつり』を開催する意図とは

ひとことで言えば、薬局、薬剤師のイメージアップです。1年に一度ショッピングセンターで“健康まつり”を行っています。
体成分分析や脳年齢、血圧、平熱体温、血管年齢や血圧などを測ったり、体調管理のご相談やお薬相談のほかお薬のサンプリングや商品の紹介、薬の飲み方のレクチャーといったことをイベントにしてお伝えしています。
ローカルスーパーブランドをあげていくことで信用と信頼を作っていくことがとても大切なんです。地域密着型の私たちは信用と信頼が全てですから。

― 今後必要となってくる薬局像と取り組み、薬剤師に求めること

薬剤師の認知度もあげていきたいと考えています。言うなれば「顔が見える薬剤師」です。医師の顔は見えますが、薬剤師の顔ってなかなか見えないじゃないですか。もっと薬剤師に社会的活躍をしてほしいし、やり方によっては活躍する場が増えてきています。
「作ってなんぼ」「渡してなんぼ」の時代から患者様のことを知り、対処する「面倒みてなんぼ」の時代です。そういったことに対応しながら社会の役立つ職業、社会から求められる職業になってもらいたい、そんな風に考えています。

― 大きな愛で患者様と付き合う。頼られることは薬剤師冥利に尽きる

患者様について言えば、寄りかかられるととことん寄りかかられるんです。お年寄になればなるほど頼るところが多くはありません。身体が弱いので自分で自分が保てなくなってきます。あっちこっち頼りながら私のところにも縋る思いで来られる方もいらっしゃいます。
正直言ってとことん付き合うとくたびれることがあります。しかしこういう仕事をしている以上、大きな愛情で受け止めていくしかないんです。器を用意して人間愛でやっていく。大変ですが頼ってもらえるのは薬剤師冥利につきますよ。
私は薬局としてできる限りのことをすることで、私どもの薬局があって良かったと言って貰えるようになりたい。地域の為に少しでもお役に立てたらと考えています。

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